日本の最高気温は46.3℃

関東大震災 歴史の雑学

現在、気象庁では日本の最高気温の歴代ランキングを次のように発表しています。

  1. 静岡県(浜松) 41.1℃ (2020年8月17日)
  2. 埼玉県(熊谷) 41.1℃ (2018年7月23日)
  3. 岐阜県(美濃) 41.0℃ (2018年8月8日)

2020年10月現在では静岡県(浜松)と埼玉県(熊谷)で観測された41.1℃が同率の1位とされています。しかし、公式とはされていませんが、過去には東京で46.3℃を記録したことがありました。

この驚異的な気温を記録したのは1923年(大正12年)9月2日の未明のことでした。

非公式な記録

なぜ、その記録は正式最高気温と認められていないのでしょうか?この46.3℃という気温は中央気象台(現在の気象庁)によって正式に記録されたものです。しかし、最高気温ランキングでは非公式な記録となっています。

なぜでしょうか?

実は、この大正12年9月2日という日付に秘密が隠されています。

前日の9月1日には関東大震災が起きています。午前11時58分に発生したこの地震の直後から、大規模な火災が発生。さらにこのとき、8月下旬に発生した台風が岐阜県北部に位置していたため、東京では毎秒10メートル以上の強風が吹き荒れていました。そのため、地震直後に発生した火災は9月3日の午前10時まで46時間に渡って延焼が続いています。

関東大震災では10万あまりが亡くなっていますが、その90%が火災によるものだったとされています。

これほど、大規模な火災。その熱も凄まじく、前述の46.3℃という記録は9月2日の未明に東京中央気象台の寒暖計により計測されました。そのため、当時、火の海の中にあった中央気象台の観測値は非公式なものとされています。

なお、もし火災が起きていなければ、当時の気温は30℃前後であったと推測されています。

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歴史の雑学
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おとなの雑学情報局
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